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コンサートなどでの観客の熱狂状態


コンサートやスポーツ観戦などに行くと、観客達は一斉に立ち上がったり大声をあげて応援したり叫んだり、熱狂しますね。そして、そういう場に行くと、周りが熱狂しているから自分も一緒になって応援したり叫んだりすることがあるのではないでしょうか。
この「熱狂状態」も解離の一種だと考える事ができるようです。
そういう場に行って熱狂する人達でも、普段一人でいる時までそうやって熱狂しているわけではありませんよね。普段は違う性格だけれど、そういう熱狂的な観客が集まる場所に行き、自分の普段の性格を内に秘め、「熱狂的な観客」というグループの中に自分を入れ、そのグループとしての意識に自分を埋没させるのです。
「普段の自分」の意識と、「熱狂的な観客グループ」という意識とをわける、といったところなのでしょうか。

これは人間の「群れ感覚」とでもいうようなものを増強させます。
周りが熱狂的だから自分も同じように熱狂する。それによって、全体的に更に熱狂度が上がる・・・このような循環が起こるのです。
そうして、その場にいる人間達は、自分達の自我を越えて、その「熱狂」の世界の中にどんどん埋没していくことができるのです。

以上、昔のホームページからの引用記事ですが、追記致しますと、
この集団での熱狂状態というのは、一種の催眠状態と言い換えることもできます。
​そしてまた、逆の言い方ですが、催眠というのは人間の解離という能力・性質をうまくコントロールすることで行う技術でもあるわけですが。

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